黒ひつじから見えるセカイ。

ADHDで2歳娘を育児中の主婦です。育児と発達障害についてをメインに生活のあれこれを書いています。

1歳の娘のいる我が家の今年利用して便利だったもの(商品編)

お題「2016年を買い物で振り返ろう

 

うちの娘も1歳3ヶ月になりました。

最近ではヨチヨチ歩いたり、時々言葉も出てくるようになりました。去年の今頃はまだ寝返りもしてなかった事など思い出すと何とも感慨深いものがあります。

今年も日々成長する娘のために色々買ったり様々なサービスを利用してきた訳ですが、1年振り返って実際利用してみてどうだったか、個人的な感想をまとめてみました。

 

商品編

バンボ

 

 

オススメ度 ★★★☆☆

総評 あると便利。値段が高いわりに使う期間が短かった。(首座り~伝い歩き)

 

うちではベルト無し、トレイ付きのものをメルカリにて中古で購入。

首が座った4ヶ月頃から使ってました。

まだ腰の座らない頃から使えるので、離乳食を食べさせる、一時的に留めておく、テレビを見せる、お風呂場に置くなど一時期はフル活用させて貰いました。

しかし、腰が座ってハイハイするようになった七ヶ月頃には自力で抜け出すようになり、逆に危ないので使わなくなるように。

こうやって考えると3、4ヶ月しか使ってなかったんですね!短い!

うちは中古で購入したので良かったのですが、元々の価格は結構するんですよね・・・。

その割に使う期間が短いことを考えると、もっと安いビニール椅子とかでもありだったかも。

あと、最新のは違うのかもですが、付属のトレイは付けにくく、ほとんど使いませんでした。買うならベルト付きの方が良かったかな。

 

ストローマグ

 

 オススメ度★★☆☆☆

総評 洗うのが大変!

 

うちで使ってたのは離乳食を始めた6ヶ月頃からだったと思います。ストロー飲みの練習のために使いました。

メーカーは忘れてしまったけど、そんなに高くないものを選んだ気がします。

使い始めて気がついたことは、溝や細かい部分にスポンジが届かなくて洗うのが大変!うちでは哺乳瓶はレンジ消毒だったので、ストローマグには使えないし、乾きが不十分だったのか、ストロー部分にカビのような黒い点がつき、すぐに替えのストローを使うことになってしまいました。

次第に持て余すようになったので、自宅ではコップに使い捨てストロー、外出時は子供用の紙パックの飲み物を持ち歩くようになったので、すぐにマグは使わなくなってしまいました。

衛生面さえしっかりできればすごく便利なんですけども・・・

 

ジョイントマット

 

武田コーポレーション パズルジョイントマット10P動物柄 PJM-10AN

武田コーポレーション パズルジョイントマット10P動物柄 PJM-10AN

 

 

オススメ度★★★☆☆

総評 敷きつめるのでなければ、無くても良いかも・・・。

 

ズリバイを始めた6ヶ月頃に購入。うちではテレビの前の1部の空間に敷いてます。

メリットは値段が安い、寝っ転がっても痛くない、ミルク吐いても拭き取り簡単なこと。デメリットは容赦なく剥がされる、そして舐められる、床掃除がちょっと面倒になる、剥がしたら元に戻すの面倒なこと。

ある程度大きくなった今では、防水加工のあるラグに買い替えようかななんて考え中。

うちでは畳の部屋があるので、そこで遊ばせるのが1番楽だったかもしれません。

 

IKEAのベビーハイチェア 

 

 

オススメ度★★★★☆

総評 安い。軽い。メンテも簡単。

 

これは腰が座ってからの8ヶ月頃から現在まで利用。そこそこお値段の貼るベビーチェアの中でもIKEAのANTILOPはトレイつきでも2000円程と格安!

使い心地も良く、汚れても拭き取ればよく、ベルトも取り外して洗うこともできます。

デメリットは収納できないので、トレイ付きなら特に場所を取ります。狭い空間に置くと割と邪魔です。シンプルなデザインではありますが、やっぱりチープな印象はちょっとあります。

そこが気にならなければ、ぜひオススメです。

 

ボールハウ

 

ワンワンとうーたんなかよし ボールハウス

ワンワンとうーたんなかよし ボールハウス

 

 オススメ度★★★☆☆

総評 買ってよかった。かなり場所は取る。

 

1歳の誕生日に購入。まだちょっと早いかなとは思ったのですが、気に入って遊んでくれています。元々ボールは100個入なのですが、それだと結構スカスカなので、別で100個ボールを追加しました。

お友達のお子さんとかが遊びにきても喜んでくれますし、割と長く遊べそうで、買ってよかったと思えるおもちゃです。

デメリットはやっぱり、場所をかなり取ることと、ボールが部屋中あちこちに散らかることですね。場所の確保は必須です。

 

次からはサービス編を紹介します。

 

お題その2「今年、買ってよかった物」

 

汚部屋だった私が普通部屋を維持できるようになるまで

片付けが苦手です。

子どもの頃から机の引き出しもカバンの中もぐちゃぐちゃ。物がどこにあるか、どれが自分のものかわからず、落し物無くし物の常習犯でした。

20歳くらいで引きこもりになり、その頃は足の踏み場もなく有機系ゴミも散らかった本格的なゴミ屋敷状態に。そこから立ち直るために最初に始めたのが部屋の掃除でした。

本やネットで勉強し、自力で片付けをはじめ、それから引越ししたり、体調やメンタル崩すたびに荒れるというのを繰り返しつつ、今はどうにか人を呼べる程度の部屋を維持できています。

そんな私が汚部屋から脱出するまでにやった5つのことをまとめてみました。

 

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1、捨てる

またか!って思われそうですけど、やっぱりコレが一番手っ取り早いです。

私の場合、それがわかっていてもできなかった理由は、必要なものと不必要なものの区別がつけられなかったから。

とりあえずで判別できない物を置いておき、後々になって山のように積み上げられたものをどう処理していいのかわからずそのまま放置。それがどんどん積み重なり、気がついたらどこから手をつけていいのかわからない状態になっていました。

そこからまずやったこと。それは、自分にたくさんの物を管理する能力は無いと自覚することでした。

それを理解した上で、これくらいまでなら管理できると思えるところまで物を減らしていきました。

もったいない、貰い物だし・・・、まだ使えるから、結局使ってないけど買ったばっかりだし・・・

そういったものはとにかく捨てる。

捨てるのに難しい書類関係は必要かどうかをネットで検索して分別。

捨てたことで後になって、やっぱり必要だったなということは無くもなかったですが、実際そこまで困ることはありませんでした。

逆にそれでもきちんと管理して保管しておけば良かったって思ったのは、思い出の写真とか動画とかですね。意外と見返しますし、もう二度と買えないので。

 

2、収納はある程度必要

物をどこに置けばいいかわからない。とりあえず、家にある収納につめておく・・・すると、新しい物がやって来た時置き場所が無くて・・・だから、適当にどっかにしまって・・・。こんなんで結局、収納はギチギチのぐちゃぐちゃ、必要な物がどこにあるかわからない。これがいつもの流れでした。

私のように片付けが苦手な人の場合、自分の持ってる物の量よりだいぶ余裕が出るくらいの収納は持ってた方が楽です。

ここでも必要なのは自分は片付けが苦手であることを理解しておくこと。

勢いで上級者向けなお洒落な家具なんて買ってしまうと大後悔。洋服でもそうですが、お洒落と機能性は全くの別物。片付けの苦手な人は、素敵なデザインのインテリアかどうかより、機能性を重視した物を選び、先に物を片付けるコツを身に付けることから始めるほうが無難だと思います。

うちで後悔したのは、旦那が好きな白の家具。ぱっと見お洒落でいいんですけど、きちんと管理しないとすぐ汚れて・・・ズボラにはなかなか不向きでした。

今では、だいぶ物を減らした我が家には、割とガランとした棚やボックスが置いてありますが、いざ物が増えたりした時に一時的に置いても部屋が散らからないし、模様替えも簡単なのでとても便利です。

 

3、収納には名前を

せっかく収納を買ってもどこに何があるか把握できなければいけません。

うちでは物をある程度分類分けして収納にしまったら、そこに入ってるものをラベリングしています。

テプラを使い、「下着」「ゴミ袋」など外側から見えるようにがっつり貼っているので、かなり見栄えは悪いです。しかし、これがあるかないかでは探し物をする時の手間が全然違います。

何回も出し入れしてるはずなのに、元に戻す場所がわかんなくなってしまうので、面倒でも我が家には必須のひと手間です。

 

4、掃除の日を決める

掃除をしないのは習慣化してなくて、どこから手をつけていいのかわからないから。

だったらルーティンワークをあらかじめ決めてしまいましょう

うちではスマホのTo-Doリストを使い

朝掃除

夜掃除

月曜~日曜の週一掃除

を書き出して、都度チェックしています。

これに限らず、やる作業はTo-Doリストで見える化して、何をしていいのかわからないという状況を減らすようにしています。

 

5、目標は低く、手の届く範囲から

汚部屋からは脱出しましたが、相変わらず掃除も片付けも苦手です。

それでもある程度掃除と片付けを維持できるようになったのは、高い目標を持たなかったからだと思っています。

掃除機がけが苦手なので、普段の掃除はホウキとちりとりでざっくり。管理できないので、部屋には素敵なインテリアもなく、地味。

ネットや雑誌の素敵な部屋を見て、ため息つくのは日常茶飯事です。

だけどもし、自分が最初からそれを目指していたとしたら、同じようにできない自分に嫌悪して諦めてしまっていたかもしれません。

不得意や苦手なことを克服するというのはそれだけでなかなかハードルが高く大変な目標です。

地味な作業ではありますが、小さなことから成功体験を積み重ねるのがモチベーションを維持する一番のコツなんだと思います。

 

部屋を片付けるようになって良かったことはたくさんありますが、何より一番なのは部屋が片付けられないダメな自分という自分の中でのコンプレックスが無くなったことです。

まだまだ色々改善したいところは沢山ですが、焦らず楽しみながら向き合っていこうと思っています。

 

 

多動のシステム

多動行為、なんでやめられないの?

多動傾向のない人になったことがないので、自分の頭の中がどうなってるのかを客観的に比べることはできませんが…

感覚としては、「頭の中にたくさんの考えが虫みたいに這いずり回っていて、必要なときに必要な考えがどれなのか分からなくなってる感じ」です。

このごちゃごちゃした思考が多動の主な原因になっているのではないかと考えています。(ADHDの多動と自閉の多動の場合だと感覚は違うのかもしれませんが…)

そして、多動傾向には集中力が続かないから多動なタイプと、衝動性が強いから多動なタイプとで微妙に行動が違ってくるのではないかと思います。私の場合集中力欠如型の行動パターンです。

多分普通の人であれば

  1. 頭の中で必要な考えが必要な場所に整理されて置いてある。
  2. その時の状況(空気)を読んで、必要な行動を選んで行動する(優先順位の把握)
  3. 必要なだけの集中力を使い、それに見合った行動をする。
を無意識のうちに自動的に行っているのでしょうが、多動傾向のある人は

  1. 頭の中がごちゃごちゃ。必要な物がどこにあるのかが自分でもわからない。
  2. その時必要な状況(空気)を把握できない。周りの情報全てを吸収し、尚且つ関連づけた情報やら感情やらが次から次へと浮かび、気が散っている状態。
  3. [集中力欠如型]必要な集中力が分散化。頭の中に浮かんでくるものをどう扱えばいいのかわからず、状況に見合った行動がとれない。
  4. [衝動性優位型]その情報の中の今一番やりたいと思った行動に集中してしまい、周りを気にせずすぐさま行動。

集中力欠如型はそんな自分を落ち着かせるためにそわそわ、衝動性優位型は衝動を抑えられないために空気を読まない行動をしてしまうのではないかと思います。

産まれた!

赤ちゃんが産まれました。
CCAMという先天性疾患を抱えているため、すぐにNICUに入り検査入院中ではありますが、とりあえずは元気でいてくれてるみたいです。

ところで、もともと私は他人に対して情が薄いとよく言われます。
ライン引きできないような強烈な感情移入はするものの、恋愛もあまりしないし、他人にそこまで執着はせず、壁を作りがちです。

赤ちゃんを生む前は、こんな性格なので周りのお母さん達みたいに可愛がれるのか、愛情をもてるのか心配でしたが…。

が、数日接しただけで感じます。可愛い!です。圧倒的に自分の子だけ異常に可愛いです。

もともとそこまで赤ちゃん好きなわけではなかったですが、仕草一つ一つが可愛くて仕方ありません。いつも会えるわけではないのでなおさらそう感じるのかもしれませんが…。

ちゃんとお母さんとしての本能はあったようで少し安心してます。
あとは赤ちゃんの検査で少しでも良い結果がでてくれて、早く元気になってくれることを祈るばかりです。

成長による多動の変化

子どもの多動が治らない!

なんでこの子は落ち着きがないの?

将来どうなっちゃうんだろう…

どうやら私には幼児期から多動の傾向があったようです。
まずは私の場合の幼児期からの特徴と、大人になるにつれの変化を書いていきたいと思います。

[幼児期]
  • とにかくよく泣く。夜泣きすごい。
  • 幼稚園で教室から大脱走。
  • 集合写真で一人だけカメラ目線じゃない。何か違うところを見てる。
  • お遊戯会でひとりだけお遊戯してない。何か違うところを見てる。
  • みんなで体操をしてる時ひとりだけなんか違う動きをしてる。
[~20代まで]
  • 卒業式や入学式、座ってる時に何かと落ち着きなくゴソゴソしてる。
  • 授業中、授業をきかずに手悪さしたり考え事してる。
  • 夜、落ち着いて眠ることができず、不眠症
[現在]
  • 家にいる時はとりあえず携帯弄る。携帯依存症。
  • 外食中、待たされてる間、ストローとかお手拭きとか何かと触っちゃう。
  • 家でドラマや映画をみてる間、洗濯物畳んだり、途中で止めて違うことしたりしないと落ち着かない。
  • 料理を作ってる最中、二つの事を同時進行しようとして、失敗。
  • 手持ち無沙汰な時とかついつい髪とか弄っちゃう。

幼児期に関してはそれ多動か?て感じではありますけど(´Д`;)
とりあえず、大人になるにつれ、人に迷惑かけないレベルくらいまでは落ち着きました。周りからはなんだか落ち着きがないね、と指摘されることは未だにありますが…。
特に女の子の場合であれば、多動は出にくいと言われているので、子どもの頃ちょっと、あれ?というレベルなら、そんなに心配しなくても、常識的な範囲くらいまでにはおさまるんじゃないかと思います。
(流石に今、黙って静かに座ってろ、と言われたら、動かずに座ってるくらいはできますから。)
多動傾向は大人になると、せっかち、そわそわして落ち着きがない、早とちり、マルチタスクして失敗とか、そんなところにちょいちょい出てきます。

次に多動行動の理由について個人的に考えてみたいと思います。

無くしちゃいけない自尊心

できないことや奇行が多かったために、叱られてばかり、嫌われてばかりだった子供時代。
そんな毎日を過ごしたことの一番の弊害は、実は発達傾向による生活の困難さよりも健全な自尊心が育たなかったことによるものでした。

「自分は人より劣っている」「どうせ何をしてもうまくできない」
自尊心欠如によるこうした思い込みは、成長と共に他人に対する恐怖心と嫌悪感を悪化させ、ますます自分を孤立に追い込み、性格を卑屈にし、ねじれさせました。
どうせできないと思い込んでるため、やりたいことも見つからず、進んで新しいことをやろうともしなくなり、閉じこもりがちな毎日を過ごすことになります。

自尊心は大人になって育てることもできるでしょうが、なかなか子供の頃からの自分のイメージというのは変えることはできません。
何せ成功体験がほとんどなく、ダメな人間というレッテルを自分自身に貼り付けて生きてる訳です。できるものもできなくなります。

そして、自尊心のないまま大人になると、ストレス耐性が弱い人間になります。ストレスがたまると体も壊しますから悪循環もいいところです。

もし、子に対して例えどういう子であろうがこの子なりにきちんと育って欲しいとそう思うのであれば、まず本当に一番やってはいけないことはきっと「人格否定」なんでしょうね。
できないことをできていない、そう教えるのは間違ってはいないのですが、それ以上のことまで否定し続けるとかえって悪影響になりかねません。

…ただ、自分が親だったとしたら…イライラが募って、余裕がないことでやってしまいそうですね…産んだら突然神様みたいに立派な人間になれるわけではないでしょうから。
結局、人間が本当に一番優先してやらなくちゃいけないのは、人のことに集中するより自分自身のメンテナンスなのかもしれません。
しかし、そうは言っても親になってしまった以上、子どもの問題を先延ばしにするにも限界があるわけで。
そう考えると…本当に親になるって大変なんだなあ。

発達の疑いと親の教育

子供が発達障害の可能性。

そんなことない!ただの個性よ!

認めずに普通の子と同じように厳しく育てたらどうなるの?


子供の頃、周囲の先生や大人は、多動で周りに溶け込めず、発育にも遅れがあった私の様子を見て、私の母親に対して何かしら注意をしていたようです。
(母親自身の口や、幼稚園の連絡帳、先生との面談からその後知りました。)
しかし、当時は知的障害のない発達障害に関してそれほどメジャーではなく、特にサポートも受けずに育ちました。

母親はそうした周りからの注意を本人の努力不足や甘えと考えたようでした。
そして、人と同じようにできないことをその都度何度も怒りました。
言われる内容はいつも同じです。
「なんでできないの?!」「いつも言ってるでしょ!」
何故できないかを責められたところで、理由はわかりません。子供の私には普通に過ごすとこうなった、としか言いようがありません。もしかしたら、普通の子なら言われたことを理解して、言われた通りにできることなのかもしれませんが、当時の私には本当にわかりませんでしたし、何故かできませんでした。
何故できないの?とはできることが前提でサボってるんでしょと叱っている訳ですから、解決策もわからず、本当にできない人間にはただできないことを責められてるだけにすぎません。
結局物事はまるで解決せず、外にでればいじめられる、先生には嫌そうな目で見られる(何となく雰囲気で察することができていました)、家に帰れば怒られる毎日。
誰からの保護も受けられず、子供の頃にはすっかり自尊心を失った、ACができあがりました。

私の発育の遅れは環境の悪さも原因の一つだったのかもしれませんが…子供にもし障害の可能性があった場合は、それをとにかくしっかり叱れば大丈夫というのは、私の経験上からすると、あまりいい結果にはならないと思います。
叱られ続けたことで私が学んだことは「私は何をやらせてもダメな人間だ」という思い込みだけです。そして、母との関係もこじれました。結局、誰のためにもなりませんでした。
しかし、逆に個性だからと放置され、許されていたらどうでしょう。自尊心は育ったかもしれませんが、努力をせず、できることと好きなことだけをする子に育ったと思います。
本人は楽かもしれませんが、それはそれで周りは大変です。

子供の頃に本当に必要だったのは、具体的に「一体どうすればできるか、変えられるか」「本人がどこまで理解しているか」「何が原因なのか」であり、何度か成功体験を重ねさせ、習慣化させれば、少なくとも少しはマシになったでしょう。
もしくはできる能力が本人にはないとわかっていたなら、それはそれで諦めるしか方法はありません。

なぜできないのか、なぜ余計なことをしてしまうのかを周りも本人も理解できないので、結果、本人も劣等感を抱え、周りもイライラする悪循環が生まれたのです。

しかし、その行動を母親ひとりで抱えるのは当然難しいと思います。
大人の今と違って、子供であればまだ柔軟性もありますから、受けられるサポートがあるのなら、できるだけ早く受けた方がその後もやりやすくなります。
専門機関での診断、場合によってはカウンセリング、そういったものに頼れる環境があるなら頼る方がやはりベストなのかな、と子供の頃を振り返ると個人的には考えています。
それは確かに、その子の結婚や就職などに影響する未来、周りの偏見など、先行きは心配にはなると思いますが、わからないまま放置したところでいい結果になることはないでしょう。

それも頼れない状況なら、もしかしてという疑惑はもちつつ、行動を観察し、いざというときのために知識を持っていた方がいいのかもしれません。
そうだったとしても、そうじゃなかったとしても受け入れてくれる余裕があり、理解をしめしてくれる人が身近にいる、それだけでも少しは救われたんじゃないかと今では思うのです。

これから母になろうとしている自分。子供に遺伝してしまった場合も考えて、真剣に自分の子供の頃を振り返って、今後に活かしていけたらなと思います。