黒ひつじから見えるセカイ。

ADHDで2歳娘を育児中の主婦です。育児と発達障害についてをメインに生活のあれこれを書いています。

汚部屋だった私が普通部屋を維持できるようになるまで

片付けが苦手です。

子どもの頃から机の引き出しもカバンの中もぐちゃぐちゃ。物がどこにあるか、どれが自分のものかわからず、落し物無くし物の常習犯でした。

20歳くらいで引きこもりになり、その頃は足の踏み場もなく有機系ゴミも散らかった本格的なゴミ屋敷状態に。そこから立ち直るために最初に始めたのが部屋の掃除でした。

本やネットで勉強し、自力で片付けをはじめ、それから引越ししたり、体調やメンタル崩すたびに荒れるというのを繰り返しつつ、今はどうにか人を呼べる程度の部屋を維持できています。

そんな私が汚部屋から脱出するまでにやった5つのことをまとめてみました。

 

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1、捨てる

またか!って思われそうですけど、やっぱりコレが一番手っ取り早いです。

私の場合、それがわかっていてもできなかった理由は、必要なものと不必要なものの区別がつけられなかったから。

とりあえずで判別できない物を置いておき、後々になって山のように積み上げられたものをどう処理していいのかわからずそのまま放置。それがどんどん積み重なり、気がついたらどこから手をつけていいのかわからない状態になっていました。

そこからまずやったこと。それは、自分にたくさんの物を管理する能力は無いと自覚することでした。

それを理解した上で、これくらいまでなら管理できると思えるところまで物を減らしていきました。

もったいない、貰い物だし・・・、まだ使えるから、結局使ってないけど買ったばっかりだし・・・

そういったものはとにかく捨てる。

捨てるのに難しい書類関係は必要かどうかをネットで検索して分別。

捨てたことで後になって、やっぱり必要だったなということは無くもなかったですが、実際そこまで困ることはありませんでした。

逆にそれでもきちんと管理して保管しておけば良かったって思ったのは、思い出の写真とか動画とかですね。意外と見返しますし、もう二度と買えないので。

 

2、収納はある程度必要

物をどこに置けばいいかわからない。とりあえず、家にある収納につめておく・・・すると、新しい物がやって来た時置き場所が無くて・・・だから、適当にどっかにしまって・・・。こんなんで結局、収納はギチギチのぐちゃぐちゃ、必要な物がどこにあるかわからない。これがいつもの流れでした。

私のように片付けが苦手な人の場合、自分の持ってる物の量よりだいぶ余裕が出るくらいの収納は持ってた方が楽です。

ここでも必要なのは自分は片付けが苦手であることを理解しておくこと。

勢いで上級者向けなお洒落な家具なんて買ってしまうと大後悔。洋服でもそうですが、お洒落と機能性は全くの別物。片付けの苦手な人は、素敵なデザインのインテリアかどうかより、機能性を重視した物を選び、先に物を片付けるコツを身に付けることから始めるほうが無難だと思います。

うちで後悔したのは、旦那が好きな白の家具。ぱっと見お洒落でいいんですけど、きちんと管理しないとすぐ汚れて・・・ズボラにはなかなか不向きでした。

今では、だいぶ物を減らした我が家には、割とガランとした棚やボックスが置いてありますが、いざ物が増えたりした時に一時的に置いても部屋が散らからないし、模様替えも簡単なのでとても便利です。

 

3、収納には名前を

せっかく収納を買ってもどこに何があるか把握できなければいけません。

うちでは物をある程度分類分けして収納にしまったら、そこに入ってるものをラベリングしています。

テプラを使い、「下着」「ゴミ袋」など外側から見えるようにがっつり貼っているので、かなり見栄えは悪いです。しかし、これがあるかないかでは探し物をする時の手間が全然違います。

何回も出し入れしてるはずなのに、元に戻す場所がわかんなくなってしまうので、面倒でも我が家には必須のひと手間です。

 

4、掃除の日を決める

掃除をしないのは習慣化してなくて、どこから手をつけていいのかわからないから。

だったらルーティンワークをあらかじめ決めてしまいましょう

うちではスマホのTo-Doリストを使い

朝掃除

夜掃除

月曜~日曜の週一掃除

を書き出して、都度チェックしています。

これに限らず、やる作業はTo-Doリストで見える化して、何をしていいのかわからないという状況を減らすようにしています。

 

5、目標は低く、手の届く範囲から

汚部屋からは脱出しましたが、相変わらず掃除も片付けも苦手です。

それでもある程度掃除と片付けを維持できるようになったのは、高い目標を持たなかったからだと思っています。

掃除機がけが苦手なので、普段の掃除はホウキとちりとりでざっくり。管理できないので、部屋には素敵なインテリアもなく、地味。

ネットや雑誌の素敵な部屋を見て、ため息つくのは日常茶飯事です。

だけどもし、自分が最初からそれを目指していたとしたら、同じようにできない自分に嫌悪して諦めてしまっていたかもしれません。

不得意や苦手なことを克服するというのはそれだけでなかなかハードルが高く大変な目標です。

地味な作業ではありますが、小さなことから成功体験を積み重ねるのがモチベーションを維持する一番のコツなんだと思います。

 

部屋を片付けるようになって良かったことはたくさんありますが、何より一番なのは部屋が片付けられないダメな自分という自分の中でのコンプレックスが無くなったことです。

まだまだ色々改善したいところは沢山ですが、焦らず楽しみながら向き合っていこうと思っています。