黒ひつじから見えるセカイ。

ADHDで2歳娘を育児中の主婦です。育児と発達障害についてをメインに生活のあれこれを書いています。

初診

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今回は実際の検査までの流れについて書いていきます。

 

私が検査を受けることになった病院は、自宅から車でおよそ1時間ほどかかる、駅も近くにないような不便なところにあります。

 

到着後、受付を済ませるとすぐに病院スタッフの方に個室に案内され、生育歴や学歴、職歴、困り事、病歴など詳しく聞かれました。

これに関しては、聞かれるであろうことをまとめた書類を事前に用意していたため、比較的スムーズに話が進みました。およそ15分ほどの面談だったかと思います。

 

その後の医師との面談では、その内容を元にさらに詳しく話を聞かれ、ADHDの症状のチェックを受けます。

一通り話をし終えると、今後の診断までの流れとその後の治療についての説明を受け、心電図と血液検査を行い(投薬のリスクのためだそう)、次回は心理的なテストを行うと聞かされ、この日は終了となりました。

 

初診受け付けから会計までかかった時間は約2時間半ほど、診療費はこの日6000円を少し超える金額になりました。(※病院によってかかる費用と時間は違います。)

 

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初診時に聞かれた内容について

 

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①生育歴

生年月日、生まれた時の状態、病歴、家族とその関係、幼児期〜現在までどこでどのように暮らしたか、成績や友人関係、既婚歴や現在の家族構成など

特に幼児期について詳しい内容が必要なので、親に話を聞いたり、母子手帳成績表連絡表などがあれば用意しておくといいと思います。

 

②学歴、職歴

これについても詳しく聞かれると思いますので、あらかじめ何年入社、何年退社、仕事内容や退社理由など詳しい年数や内容についても振り返っておくと後が楽です。

辞めさせられたり、トラブルを起こしてしまったなどがあれば話してください。その原因に発達障害が起因している可能性があります。

 

③どういう困り事があるのか

何故発達障害だと思ったのか、発達障害はどこで知ったのか。日常生活や仕事でどう困っているのかなどを聞かれました。

私の場合、未診断ではあるが父に自閉症の特徴があることや、親族に精神科通院歴のある人が多いことも発達障害を疑う起因としてお話しました。発達障害は遺伝の要素の高い障害と言われているためです。

 

④その他

発達障害以外にもうつ状態や依存、不眠症など、抱えている問題や通院歴があればそれも併せてお話します。

かかっていた精神科があれば、通院期間や病院名、服用した薬、診断名についてもメモしておくといいと思います。

発達障害は幼少期のデータが無ければ診断ができないなどと言われたりしてますが、私の場合は親から聞いた話や自分で覚えている記憶だけでも特に問題ありませんでした。

母子手帳や成績表がなく、親に協力が望めない場合でも、医師にそれを伝え、幼少期から付き合いのある親族や大人などから話を聞いておくだけでも参考になるのではとは思います。(病院によって対応は違うとは思いますが。)

 

次に心理士の検査を受けるという話があれば、 かかる費用、検査時間も聞いておくといいと思います。民間病院などであれば自費になる場合もありますので、病院によっては検査代として1万円以上かかってくることもあるようです。

 

 もしここできちんと話を聞いてもらえず別の診断名をつけられた、話を聞いてすぐ、説明もなく投薬を受けたなど、不審点や不満を感じた場合は別の病院を探すのもひとつの手だと思います。

発達障害の専門医は現状少ないため、きちんと検査したり診断名をだしてもらえない可能性もあるからです。